日本百名山の一つである荒島岳に登ってきました。
とにかく白山の眺めの美しい山でした。
アクセス
中部縦貫自動車道の大野ICから30分程度で登山口につきます。 中部縦貫自動車道は北陸自動車道福井北ICから乗ることができ、無料なのがうれしいです。
勝原コース
・大野ICから車で15分
・JR越美北線勝原駅から徒歩10分
中出コース
・大野ICから車で15分
車で向かう場合は大野ICから下りて左折するとすぐにあるファミリーマートが登山口から一番近いコンビニだと思います。何か忘れ物があればこのコンビニを利用するのが良いのかなと思います。
ルート
登りは中出コース、下りは勝山コースです。下山後、駐車場である中出コースまで戻るのには折り畳み自転車を利用しました。
登山口へ
荒島岳は兵庫県から電車で行こうとすると始発で出発しても到着が10時くらいになってしまいます。登山のタイムが往復6時間くらいとすると16時下山。となると少しギリギリかな。ということで車で行くことにしました。
今後日本アルプスへ車で登山へ行く時時の練習もかねています。車中泊や登山後の運転に体を慣らしたら白山や北アルプスに行ってみたいと考えています。
夜8時ごろに出発。到着したのは深夜1時ごろです。下山後に駐車場まで戻ってくるための自転車を勝山登山口に置いた後、中出登山口まで移動しました。
やっぱり福井の登山口。周囲が不気味なくらいに暗いので星の撮影をしてみました。
到着した直後は誰もいなかったので駐車場のど真ん中で星の撮影を開始してしまったのですが、2時頃と3時頃にほかの登山者の車が1台ずつ到着しました。慌てて隅っこに移動しました。
3時半ごろまで撮影をして車中泊。目覚めたのが7時30分頃だったのですが、外に出てみると5台くらいの車が停まっていたので、朝から登山されに来た方も多いようです。
登山開始(中出コース)
中出登山コースの序盤はほとんど車道です。あまり面白くありませんが、1㎞ほど歩くと樹林帯へ入る脇道の看板が見えます。
そこからは樹林帯の道が続きます。前日雨が降ったにも関わらず、地面も乾いていて歩きやすい道です。
風景としては兵庫県の真ん中あたりにある山(笠形山とか)に似ています。1000m~1500mの山の中腹部は大体どこも似たようなものでしょうか。
小荒島岳
スタートから1時間半ちょっと歩くと、小荒島岳の山頂につきます。
このポイントは素晴らしいです。
まず、荒島岳山頂を一望できます。
夜に福井県に到着したため、荒島岳の全容を確認できたのはこれが初めてでした。
確かに美しい、ごつごつとした山肌が荒島岳の名を表しているように思います。
日本百名山を書いた深田久弥の言う気品というのはよくわかりませんでしたが、荒島岳を百名山に選んだ理由がわかった気がします。
白山の眺望
そして、小荒島岳から見えた白山はさらに圧巻でした。
なんといっても距離が近い。今までに白山は伊吹山山頂から眺めたことはありましたが、遠くにチョンと、北アルプスの並びにあるように見えたものでした。しかし、ここ荒島岳からの眺めでは、白山岳が独立してどんと大きくそびえたっています。いつか登ってみたいと思うと同時に、また眺めに来たいと思える素晴らしい景色でした。
荒島岳は白山展望台だなどというネットの書き込みを見つけましたが、納得いってしまうほどでした。
小荒島岳からは稜線伝いに荒島岳山頂を目指すので、眺望を邪魔する木がない場所のたびにこの景色が飛び込んできます。そのたびに休憩しておりましたが、毎度楽しい休憩になりました。
山頂へ
山頂からもやはり景色が素晴らしいです。
白山の景色はもちろん、御岳山、乗鞍岳北アルプス、恵那山等の中央アルプスを眺めることができました。やっぱり特に白山の景色が素晴らしいです。
下山(勝山コース)
勝山コースでの下山は正直楽しくなかったです。
まず階段が多い。下り始めて序盤はほとんど階段です。下りの階段はあまり好きではなく単調で飽きてきます。
また、荒島岳は山全体が粘土質の土でできているようで前日に雨が降ると登山道がぐちゃぐちゃになります。
中出コースは日のあたりが良くすぐに乾くようですが、勝山コースは北側で日のあたりが良くないため、下山時刻になってもぐちゃぐちゃのままです。この日は登山靴を卸したてということもあり、テンションが駄々下がってしまいました。
白山ベンチというベンチがあったのですが、確かに白山は見えるのですが、木が邪魔で眺望がいいわけではないです。山頂に登り切ったときの眺望は最高なのでそこまで、焦らしているようにも感じます。
やっと粘土質が終わったと思ったら、最後にはガレ場が待ち受けています。足首ひねりそうで嫌いです。ミドルカットの登山靴に買い換えようかと思いました。
下山道中は、階段、粘土質、ガレ場と続きあまり歩いていても楽しくないコースでした。登りだったらなお辛いと思っています。
荒島岳に登るのであれば中出コースがおすすめですね。
勝山登山口から中出登山口に帰るのは折り畳み自転車を使用しました。
モンベル越前大野店へ
自宅への帰路に就く前に道の駅「越前おおの 荒島の郷」内にあるモンベル 越前大野店に寄ってきました。
百名山などの有名な山のふもとにはモンベルがつきものです。モンベル 越前大野店は最近できた店舗らしく、とにかくきれいです。というか道の駅全体がきれい。
そして広い。品揃えが神戸店や姫路店とは段違いです。
モンベルとしては珍しくカヌーやスポーツサイクルが売っています。
自転車やカヌーはモンベルのカタログで販売していることは知っているのですが、実際に売っている店は初めて見ました。
福井はカヌースポットがあるのでしょうか。カヌーはいいですよね。やってみたい。カヌーしながら釣りをしてみたい。カヌーできるようなところに夏に長期出張してみたいですね。
また、モンベルの自転車はスポーツサイクルの中では割高なほうだとは思いますが売れているのでしょうか。自転車は修理も受け付けているようです。
また、モンベルご当地Tシャツもチェック。デザインはとても良いけれど、うーん…買わないことにしました。
もう少し関西からのアクセスが悪い山なら買っていたかもです。福井ならまた来ることもできそうな感じなんですよね。後から欲しくなっても白山に登山に行った帰りに買えばいいかな。
まとめ
荒島岳はネットではがっかり百名山などと言われており、そこまで期待していなかったのですが、白山の眺望が本当に素晴らしく登ってよかったです。
また、荒島岳と白山は距離が近く、我が家から車でアクセス、車中泊後の登山も可能に感じました。次は今回美しく眺めたあの白山に登ろうと思います。
下りでテンション下がりましたが、良い登山靴を履いていればそこまででもなかったかもです。私の靴はロウカットで防水性もない登山靴のため、ガレ場では、足首をひねりそうになるし、粘土質の登山道では、浸水してきて大変でしたが、高級な登山靴であればこの辺のストレスはなくなるかなと思います。