2020年4月4日、日本三彦山の雪彦山に登ってきました。
雪彦山は兵庫県は姫路市の山で、日本三彦山です。日本三彦山とは新潟の弥彦山、福岡の英彦山と合わせて名前に彦の入る三つの山です。
ロッククライミングのメッカにもなっていて、たまにヘルメットをかぶった人も見かけます。
今回は、テント泊の練習を兼ねてテントを背負っての山行。下山後にはふもとのキャンプ場で設営訓練です。2月、3月と全く山に行けていなかったので久々&テント・寝袋の重量を増やしての登山だったので非常に疲れました。
雪彦山(鹿ヶ壺ルート)の登山に関して
ルート
西からのルートで向かいます。 鹿ヶ壺から千畳平を経由して雪彦山へ。その後、鉾立山を経由して、北側から沢沿いをずーーっと下って西へ戻ってくるルートです。
鹿ヶ壺登山口へのアクセス
車で鹿ヶ壺へ向かいました。姫路駅から1時間しないくらいで到着します。
公共交通機関でのアクセスは難しいです。姫路駅から直通のバスが出ているのですが、バススケジュールは下記です。(2020年4月現在)
姫路駅発 13:05
鹿ヶ壺発 06:15
出発時間がそもそも遅く登山して帰ってくる頃には、日が暮れてしまいます。
また、当日には帰ってこれません。バス停のグリーンステーション鹿ヶ壺にはキャンプ場がありますので、もし公共交通機関で行く場合にはテント泊を計画しましょう。
鹿ヶ壺~雪彦山のスケジュール
距離: 11.4 km
所要時間: 4 時間 53 分 21 秒
平均速度: 毎時 2.3 km
最小標高: 260 m
最大標高: 953 m
累積標高(登り): 946 m
累積標高(下り): 931 m
鹿ヶ壺
鹿ヶ壺グリーンセンターから鹿ヶ壺方面に向かうと早速滝が出迎えてくれます。これは尻壺という鹿ヶ壺一連の滝の中で一番下にある滝です。なかなか立派な滝です。
ここから鹿ヶ壺まではいくつかの滝の脇を歩くすごく気持ちの良い道です。
鹿ヶ壺はこちら。この滝壺が鹿に見えるそうですが、全くわかりません。
鹿ヶ壺の上流には、まだまだ気持ち良い沢が続いていますが、残念ながら登山道はここから沢から外れます。
千畳平から雪彦山山頂
登山道を進んでいくと、視界が急に開けます。千畳平から雪彦山の山頂がちらっと見ることができます。(写真左の山)
ここまでは車でも来ることができます。ここからが正式な登山道であり、登山口の看板が現れます。
千畳平を抜けると登山道がやや荒れてきます。木は朽ち、ガレキが散乱し始めます。
看板がないとどこが正規ルートなのか下からはわからなく、分岐毎に立ち止まってしまいます。
濡れた岩肌の斜面を進むことも...靴が良くないのかもしれませんが、非常に滑ります。危険!!
ここを抜けて、大天井岳に続く南からのルートと合流すれば、山頂はもうすぐです。
雪彦山山頂にて
山頂は全く展望がありません。景色を楽しみに登山をしているだけにちょっと残念。
お昼ご飯はもちろんカップラーメン。今回は欧風チーズカレー味。山で食べるカップラーメンはいつもよりおいしい気がします。
沢沿いの下りルート
下りのコースはとにかく荒れています。最近人が通った気配が全くありません。
昔は整備されていたのでしょう。階段や看板などは確かに整備されているのですが、階段は落ち葉に埋まり、橋は腐っていました。
また、ルートを見つけるのが非常に難しいです。マーカーが少ないかつ、あっても変なところにあり、マーカーの方に進んでもそこから道がなかったりします。昔はそこが正規ルートだったのかもしれませんが、現在ではあまり頼りになりませんでした。
結局スマホのGPSを頼りにルートを見つけていきました。現代登山におけるGPSの重要さを再確認しました。
それでも自然は満喫できます。コースの大半が沢沿いを歩くコースのため、常に川のせせらぎを感じながら進むことができます。何度も沢を渡らされ、そのたびに橋がないので、飛び石を探して渡らなければならないのがつらいところですが...
小さい鹿ヶ壺みたいのがたくさんあります。この辺特有の地形なのでしょうか。
下りルートの見どころ
げんこつ岩
げんこつ岩というめっちゃでかい岩があります。ちょっと離れたくらいでは岩の全体が入りません。両サイドに小さい滝もあり、マイナスイオンにあふれています。
大かつらの木
これは見つけたときはちょっと感動しました。雪彦山登山の道中は杉ばっかりで、桂の木なんて他には全く見ませんでした。そこに唐突に表れる大かつらの木。でかさに圧倒されました。
グレゴリーのバルトロと比較してもめちゃめちゃでかいです。やはり、写真に収まりきりません。
まとめ
雪彦山鹿ヶ壺ルートはの沢沿いのルートが気持ち良い
特に下りルートが荒れ果てており、ルートを見つけること、歩くことに非常に難儀したのですが、沢沿いの道自体は非常に気持ちの良い道でした。
今回の登山の目的はテント泊の練習で、テント、寝袋、食料を背負っての登山だったのですが、普通に足にきました。翌日はアクセル踏むときの微妙な調整が難しかったです。
アルプスでのテント泊に向けてもっと訓練しないとですね。
もちろん、グリーンステーション鹿が壺でテント設営の練習も実施しました。